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熱血コラム

「最近の若い奴らは!」と言う前に・・

2008.07.24

本の読み方なぜ3年で辞めるのか?こんな言葉が書店等でも目立つようになり、最近では同業種での人材流出が際立って目立つようになりました。

定着率の悪さは若者達の‘我慢‘が足りないだけなのでしょうか?お給料が上がらないからでしょうか?

月次ごとの予算(売上ノルマ)をクリアする事だけにヤキモキする役職者の姿に嫌気がさした結果だろうと思うんです。

「何のために働くのか」

「目の前の仕事がどれだけ人の役にたっているのか」

「自分の会社が社会にとってなくてはならない存在である誇り」

がなく、売上だけを追いかけさせられ疲弊しています。「働く意義」を見失ってはいるように思えてなりません。

若者達にしても、なかなか給与が上がらない世の中であることは百も承知だし、年収300万円でもフリーターよりは遥かにマシだとの認識もあるでしょう。

 

なにせこの国では三人に一人、二十代にいたっては二人に一人が非正規雇用なのですから。

一方では私の通い詰めるスターバックスコーヒーやユニクロの店員は何故いつも心地よく接客してくれるのでしょうか?そんなに高所得者揃いばかりとも思えません。

インセンティブ(歩合給)とは無縁の「顧客に喜んでもらいたい」「くつろぎの時間を提供したい」そんなクオリティの高いサービスがうかがえます。

 

不動産業に勤める方はもっと視野を広げて、他業種のサービスを参考にすればいいのに、といつも思います。残業なんかしている場合ではありません。カッターシャツにタバコを入れながら接客するなんて論外ではないでしょうか?

若者たちが早期に退職に至る理由は社長を含め、部長、店長等、組織のリーダーの理念が末端の従業員に見えてこないことが最大の理由であると考えます。

利益追求に固執するがあまり、少子高齢化・地球温暖化をはじめとした社会的責任を果たす役割、貸主の運用利益向上、借主の地位向上・・。

これらの問題点をいかにクリアしようとする理念や思いがあるのかが大切なのだと思います。

 

目の前の予算必達だけに四苦八苦の様相では、社員はイヤイヤ仕事をせざるをえません。当然本来備わるポテンシャルが活かされることも有り得ません。

繰り返しますが若いスタッフ達が早期に退職に至る理由は、単に給与問題に終始するものでなく、これらの理念が指導者らに希薄にあることが最もたる所以なのです。

 

地域や社会に必要とされる店を目指そう、尊敬される会社になろう。そんな「この指とまれ」のリーダーが求められます。利益至上主義が行き着く先はNOVAや船場吉兆であると分かりながら、国交省、各都道府県知事の緩い監査基準に胡座をかくあり様です。

大きな希望を胸に入社してきた人々の理想と現実とのギャップは計り知れないものがあります。

 

私が二十代の方に伝えたいのは、「何の為に働くのか」と疑問に思った時こそがチャンスだということです。「思い立ったが吉日」であり、「鉄は熱いうち打て」ばより良い形に変化する。

やはり現実世界の「経験」に留まらず、孤高に立って活字と向き合い、深くモノを考えるチャンスをこそ活かしてほしいのです。

そういった機会のないまま歳を重ねていけば薄くて軽くて使われやすい生き方に終わってしまうのではないでしょうか?人生はケータイではありません。



お盆休みにはこんな本はいかがでしょう。若者の夢と希望、そして会社経営の苦渋の瞬間が見えてくるノンフィクションです。

渋谷ではたらく社長の告白 藤田 晋 (著)

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