熱血係長がお届けする不定期コラム

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熱血コラム

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2008.06.20

ついに出たか・・。ニュースに流れる情報を目にした途端、体中に電流が走りました。

公正取引委員会からは「悪質」とまで評価され、あれだけコンプライアンス体制に積極的な会社でさえ糾弾される今回の事の大きさを実感しています。

駅からの距離を偽ったり、意図的に入居中の部屋を「空き室」と記載することは 当然ながら糾弾されるべきでしょう。むしろこれまで放置されっぱなしだったことこそが問題です。

世間の話題は政治家や教師、公務員が何か不祥事を起こすと過剰な反応を示す割に、今回のようなこれまで常態化してきた悪しき慣習にはずっと無関心。

マスコミは明らかにフェアではありません。彼らは監視の目をもっと身近な世間に向けるべきでしょう。消費者に分かりにくい構造がそもそも問題かも知れません。

監督官庁である都道府県、及び国土交通省の監査体制に緩みがまかり通っていたことも否めません。今後行政には消費者庁の創設を機に「借主の地位向上」に繋がることを願うばかりです。

 

さて、不動産会社の方々はこの事件どうとらえたでしょう?思い当たる節が一つや二つでしょうか?

忠実な空き確認の下、情報掲載が行われているんでしょうか?

我々の携わる現場では消費者への判断基準となる「重要事項説明」が契約後に行われていたり、契約書の記載内容と異なる情報を平気で掲載し、適当なサインを求めています。

私は思うんです。組織を統括する指導者に「企業倫理」が失われていると。

それは単に社長が悪いだけではなく、店長、課長、部長といった管理職に就く人たちのモラルの欠如に過ぎません。

末端に仕える従業員らは、その役職者の言葉の一つ一つに影響を受けます。「単に儲かればいい」「儲かれば何でもあり」の思いが無意識に伝播しているのでしょう。

「地域や社会に貢献しよう」「尊敬される会社にしよう」

リーダー達のこれら「社会貢献への思い」が見えなく、利益追求ばかりが強まった結果だと思われます。

私の敬愛する稲盛和夫氏(京セラ・第二電電(現KDDI)創業者)は著書の中で「私には才能は不足していたかもしれないが、人間として正しいことを追求するという、単純な、しかし力強い指針があった」「利益よりも公正さを優先する」ことを強く協調されてます。

稲盛和夫の実学―経営と会計 (文庫)  稲盛 和夫 (著)

 

いま何故企業の社会的責任(CSR: Corporate Social Responsibility)が問われるのでしょうか?

また、株式市場では社会的責任投資(SRI:Socially responsible investment)が投資の指標とされ、企業の社会的責任を抜きに投資(資金調達)が成し得ない仕組みができつつあると聞きます。

賃貸不動産業界はいつまで無知を逆手に取った顧客だましの後進的業務を行うのでしょうか?

「0ネット」とか、おかしいじゃないですか!みんなで声を大に間違っているっていいましょうよ!いまこそ自主規制が必要なんです。

私は今回の一件を機に、自社のコンプライアンス体制を再度見直すと同時に、「企業倫理」の欠如した業者は淘汰されていくことを見据え、「借主への公正でフェアな取引」を目指していきたいと考えます。

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